aemono

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>

石川県珠洲市で木製品を作る試行錯誤・その環境。

2018.11.28 Wednesday

0

     

     

     

    今日は、石川県珠洲市で作る引出箱・試行錯誤している製作環境についてお伝えします。

     

     

     

    【まずは、地元の木を板にするまで】

     

     

    製材するのは、海沿いの新出製材所。

     

     

    その敷地内で天然乾燥。

     

     

     

    3ヶ月後の含水率は、約20%。

     

     

     

     

    (新出製材所の近所にある金沢大学能登学舎からは気象データを提供いただきました。)

    珠洲での最適な乾燥時期は5月〜11月とのこと。

     

     

     

     

     

     

    【次に、引出箱に加工するまで】

     

     

    中古のコーナーロッキングマシンを、珠洲市建具組合に運び入れました。

     

     

    石川県地域産材活性化プロジェクト・機械担当:川越さんにご協力いただいて。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【最後に、作り方、使い方についてあれこれ考える SOLOにて検品】

     

     

     

     

     

    試作品が東京文京区にある私どもSOLOまで届いた様子。

     

    こんな環境で商品開発を進めています。

     

     

    石川県珠洲市の木で作る、ちっちゃな引出箱。

    2018.10.13 Saturday

    0
      今日は、石川県珠洲市の木で作る「A BOX」の試作(2回目)の製作図を書きました。



      1回目の試作は、能登ヒバ製・お重のように積み重ねできる箱。



      私は、すごく好き。



      けれども、デザイナーの真喜志奈美さんは、空間の設計と家具の製作管理を業務とする我々SOLOが売りやすいアイテムなのか?リビングに置いて無理なく使いやすいのは、小さな引出箱なのではないか?と再考してくださいました。

      誰にとっても使い方が分かりやすい、アノニマスな「引出箱」がいいのではないか?と。



      その仮説を元にデザイン図を作成くださいました。



      それを元に、私が製作図を。





      珠洲市建具組合 赤坂さん、



      遅くなりまして申し訳ありません。先程レターパックにて送付しました。

      確認後、お電話ください。打ち合わせをお願いします。





      議題は以下4つです。

      ?「逃げ」の寸法

      これまで、このような家具はいつも合板で作ってきました。ですので、無垢の木の「動き」に対して、どの程度の「逃げ」をみたら良いか決める自信がありません。その点をご相談したいです。



      ?接合部分の精度

      ネットで販売するには、高い精度が必要です。実物を見ずに、商品写真だけを頼りにご購入くださるお客様をがっかりさせたくないです。

      中古のコーナーロッキングマシンをフルに活用して、精度を上げてください。



      はじめて扱う機械なので、少し試行錯誤が必要な事と思いますが、

      ぜひ、きれいな組み継ぎを実現してください。





      ?試作(2回目)の完成時期

      来月東京で、珠洲市出身の方々に見ていただけたらベストでしょうか。

      いつの完成を目指すかお打ち合わせで決めましょう。



      ?試作(2回目)の種類をいくつ作るか

      真喜志さんからいただいた図面には、サイズのバリエーションが描かれていますが、まずは1種類 200W×350H×350Dを作ってみるのが良いのでは?と考えています。赤坂さんのお考えをお聞かせください。







      珠洲市 新出製材所 新出さん、

      今回試作分は、赤坂さんが在庫している材(杉かアテ)を使うそうですが、



      8月23日に挽いた能登ヒバが、どのくらい乾燥しているか気になります。

      3ヶ月経過した11月23日の含水率を教えていただけますと幸いです。



      新出製材所の奥から見つかったという、この引出箱。

      それを、2018年の素材・デザインで作ってみましょう。



      楽しみにしております。

      どうぞよろしくお願いします。

      太陽の光と海の風でじっくり。能登ヒバの天然乾燥スタート!

      2018.08.28 Tuesday

      0
        先週、能登半島の先っぽに建つ「新出製材所」で新しいチャレンジがスタートしました。





        自分たちの身近な素材・技術・環境を使って、継続する美しい仕事を作りたい。

        その思いを元に話し合い、たどり着いた私たちの結論。



        地元の素材「能登ヒバ」を天然乾燥させて、全国へ流通できる素材にしたいっ。



        通常、市場に流通している木材は「人工乾燥」がほとんど。短時間で強制的に乾燥させるため、水分と共に木特有の香りや防腐・防虫作用を持つ油分も一緒に飛んでしまうという欠点があります。それに対し、水分のみを飛ばす昔ながらの「天然乾燥」は時間も手間もかかるために、今ではほとんど採用されていません。

        天然乾燥の良さはなんといっても、木の香り。それから防腐防虫作用のある油分を含んでいるため、独特のツヤがあり、余計な人工塗料を塗る必要がありません。





        湿度が高い珠洲市は天然乾燥に向かないのではないか。という心配に対して、



        石川県農林総合研究センター 林業試験場 資源開発部 石川ウッドセンター 松元浩さんは以下の助言をくださいました。



        「山の上の霧深い場所では、含水率が下がらなかった事がありますが、条件がそろえば20%以下に乾燥する事も可能です。」



        「海ぎわにある製材所でしたら、風が強いはず。木材を乾かすには、いいのでは?」



        「チェックポイントは、気温と湿度です。計測してみては?」



        参考にと、木材の平衡含水率表をお送りくださいました。











        むむむ。やっぱり、いけるかもしれない!







        という訳で、先週いよいよ実験開始。



        春に伐採した能登ヒバを 2018年8月23日(木)に挽きました。



        挽きたて含水率は76%。



        デザイナーの真喜志奈美さんから、「珠洲の海際にカッコイイ製材所があったよ」と、

        教えていただいてから、はや1年半。





        天然乾燥能登ヒバで作られた「ちっちゃな引出箱」が、

        いろんな場所に住む私たちの日常に入り込み、

        私たちの毎日を無理なく整えてくれるでしょう。



        う〜ん、やっぱり楽しみ。

        ワクワク。