aemono

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

太陽の光と海の風でじっくり。能登ヒバの天然乾燥スタート!

2018.08.28 Tuesday

0

    先週、能登半島の先っぽに建つ「新出製材所」で新しいチャレンジがスタートしました。





    自分たちの身近な素材・技術・環境を使って、継続する美しい仕事を作りたい。

    その思いを元に話し合い、たどり着いた私たちの結論。



    地元の素材「能登ヒバ」を天然乾燥させて、全国へ流通できる素材にしたいっ。



    通常、市場に流通している木材は「人工乾燥」がほとんど。短時間で強制的に乾燥させるため、水分と共に木特有の香りや防腐・防虫作用を持つ油分も一緒に飛んでしまうという欠点があります。それに対し、水分のみを飛ばす昔ながらの「天然乾燥」は時間も手間もかかるために、今ではほとんど採用されていません。

    天然乾燥の良さはなんといっても、木の香り。それから防腐防虫作用のある油分を含んでいるため、独特のツヤがあり、余計な人工塗料を塗る必要がありません。





    湿度が高い珠洲市は天然乾燥に向かないのではないか。という心配に対して、



    石川県農林総合研究センター 林業試験場 資源開発部 石川ウッドセンター 松元浩さんは以下の助言をくださいました。



    「山の上の霧深い場所では、含水率が下がらなかった事がありますが、条件がそろえば20%以下に乾燥する事も可能です。」



    「海ぎわにある製材所でしたら、風が強いはず。木材を乾かすには、いいのでは?」



    「チェックポイントは、気温と湿度です。計測してみては?」



    参考にと、木材の平衡含水率表をお送りくださいました。











    むむむ。やっぱり、いけるかもしれない!







    という訳で、先週いよいよ実験開始。



    春に伐採した能登ヒバを 2018年8月23日(木)に挽きました。



    挽きたて含水率は76%。



    デザイナーの真喜志奈美さんから、「珠洲の海際にカッコイイ製材所があったよ」と、

    教えていただいてから、はや1年半。





    天然乾燥能登ヒバで作られた「ちっちゃな引出箱」が、

    いろんな場所に住む私たちの日常に入り込み、

    私たちの毎日を無理なく整えてくれるでしょう。



    う〜ん、やっぱり楽しみ。

    ワクワク。

    コメント
    コメントする