世界のアートを知る小山登美夫さんに聞いてみました。
2018.05.09 Wednesday
昨日は、東京都港区六本木にある小山登美夫ギャラリーに行きました。
はじめまして 小山さん、
私の故郷・青森県弘前市出身のスーパースター:奈良美智をプロデュースした小山さん!
聞いてみたい事が、山盛り。
ついつい早口で、色々と聞いてしまいました。
aemonoでは、その素材が持っている何かを最低限の操作で引き出してみたい。
技術を持つ工場と日本を代表するデザイナー・建築家が知恵を出し合い、しっかりと話し合いを重ねる。
そして、家具という作品を1点づつ完成させる。
それを、丁寧に売りたい。
マーケットは本当にあるのですか?
売るには、どういう可能性がありますか?
.........こんな、あまりにオーソドックスな質問に、真摯に答えてくだいました。
小山さんのお答え:
マーケットは確かにあります。
日本より海外の方が売りやすいでしょう。
どこで発表するかが、一番大事!
デザインマイアミやパリのKREOというギャラリーが参考になるのでは?
オーソドックスな手法ですが、ミラノサローネやアートバーゼルに出すなど....
う〜ん、いろんな本やメディアに書いてある事は、本当だったのですね....
小山さん、
昨日は、ありがとうございました。
私としては、国内で発表したいと考えております。
海外の方にいらしていただいて、手触りや匂い、羽毛に埋もれる感触、日本ならではの柔らかな光を感じて欲しい。
日本の、この湿った空気の中をのんびり散歩しながら。
産業廃棄物をピカピカに磨いて作ったテーブル「OVERRIDE」の素材や、
東京都檜原村で作った、なんでもない箱「A BOX」
アルミ板をひたすら叩いて作った「SOFA」の模型を見ていただけて、嬉しかったです。
パーティクルボード(産業廃棄物)を磨いて作ったこの素材について、
壁材として、使ったらいいのでは?
というご助言も、ありがたかったです。開発メンバーに伝えます。
いわゆる安っぽい素材、ゴミとみなされる素材でも、ピカピカに磨いて薄化粧をすると、こんなに美しく、石のような質感になる。
わたしは、それを多く人に知っていただきたいな。と、考えております。
う〜ん、夢は広がりますが.....
現実は、全社員数3名の設計事務所が主導する仕事。
果たして、どこまで飛べるのか。
みんなで知恵を持ち寄って、
まずは、2020年までの実施計画をキッチリ書いてみます。
キッチリ書かない事には、誰も叩けませんから.....ね!
たくさんのご助言をいただいたので、
お礼に、ギャラリーで販売しているアートを一つ買ってみたい!
という気持ちが盛りあがったものの....
まだまだ 、そんな財力は私たちにはありません。
その代わりというのも変ですが....
今度 晴れた日に、小山さんのご実家:小山酒店@人形町に日本酒を買いに行きます。
今までは、なんとなく買っていた日本酒。
これを機に、自分の目で、しっかりと選んでみたいな。と、思っています。
またお会い出来る日を楽しみに。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。