よくわかんないから、作ってみる。まずは、そこから。
2018.02.26 Monday
今日は、ミネルバにて宮本茂紀さんと打ち合わせをしました。
打ち合わせの最中、何度も携帯電話が鳴り、
その度にテキパキと明確な指示を出す宮本さん。
80歳を超えても、みんなに頼りにされる現役の仕事人。サスガです.....
西沢立衛建築設計事務所さんのリクエストするイメージを、
いろんな言葉でご説明をしてみましたが、
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・よく分かんないから、作ってみましょう。」と。
菊川工業さんが作ってくださった1/3模型の上に、ミネルバさんでクッションを作ってみましょう。
という事に。
この「よく分かんないから、作ってみましょう。」という感覚。
菊川工業さんも同じでした。
たくさんの技術・経験を持つ製作サイドでも、
建築家やデザイナーの持つ「イメージ」は共有しづらいのです。
言葉や理論をいくら重ねても、分からない部分はある。
その分からない部分を打ちやぶり、現実に着地させる突破口は、
【まず、手を動かして作ってみる】なかからしか見つからない訳で....
なんでもかんでも作ってみる訳ではないけれど。
ある程度まで理論が詰まったら、作ってみる。
それが、ものづくりのプロ達のあうんの呼吸。
西沢立衛さん、東出優子さん、
1/3模型をみて、いかがですか。
イメージは正しく具現化されていますか。
このアルミの模型が原寸サイズになったSOFAは、モノとして魅力的ですか。
今、お手元にある1/3模型をミネルバの宮本さんへ一旦、お送りください。
クッション部分の模型が出来上がったタイミングで、打ち合わせをセッティングしたいです。
よろしくお願い致します。