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うちみたいなバカなことやってるとこは、ないよっ!

2016.11.30 Wednesday

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    先ほど、滝沢ベニヤの代表 滝澤量久(かずひさ)さんと電話でお話しました。

    坂本一成さんデザインの「bench 2016」を旭川で作る時には、滝澤ベニヤさんのシナ共芯合板を使いたくて。

    試作はニッタクスさんのホワイトバーチ合板を使いました。東京・杉並区のイノウエインダストリィズが使うには都合がよかったから。これまで使い慣れていて、クオリティーもよく知っていたから。

    でも、「bench 2016」をニッタクスさんのホワイトバーチ合板から製作するのは、製作者にとって、実はものすごく気持ち悪いことなのです。

    材料取りが悪すぎるから。

    *ニッタクスさんのホワイトバーチは4×8板。滝澤ベニヤさんのシナ共芯合板は3×6板。



    どうして、はじめから滝澤ベニヤさんのシナ共芯合板を使わなかったのか。

    それは以下の2つの理由です。

    〇笋使ったことがなかったから

    ∈澹砲靴討い覆いら納期に時間がかかると言われたから。



    はっ!1ヶ月の納期を待てなかったのは、私だった事に、今、気づきました!!(言い訳ですけど、ものづくりのプロって、この手の事をやりがちです。自分がよく知った経験の中からだけで最速の答えを出そうとする)



    わたし、少量受注生産の平均2ヶ月〜4ヶ月納期の家具を開発しているに。試作に使う材料納期1ヶ月も待てなかったなんて。計画の詰めが甘かったな。。。。







    滝澤ベニヤさんの商品は原材料の6割が北海道産です。残りは海外から。中国からはシナ、アメリカからはバスウッド(シナの仲間)、ドイツ・デンマークからはブナ。

    一番売れている合板はシナ共芯合板とのこと。現在、国内でシナ共芯合板を原木から作っているところは、数社しかないそうです。

    わたし:「滝澤さん、どうしてですか?」

    滝澤さん:「・・・うちみたいなバカな事、してるところは無いよっ!」



    原木からカツラむきして合板を作るより、海外から単板(原木を加工して薄い板にしてしまったもの)を仕入れて、接着だけを国内工場でした方が安く製作できるから。経済的に妥当な選択。現在の日本のスタンダード。



    なるほど納得。



    でもね、原木から仕入れて製品まで作る方が、働いている人は楽しいと思うのです。

    違うかな?仕事を細かく分業制にするよりも、仕事のはじめから最後まで同じ人が責任を持った方が、工夫する余地があって、それが働くことの喜びにつながるのでは?





    原木のカツラむきを見学に北海道の工場にお邪魔できるは、いつの日になる事やら。

    気を長く持って、お仕事をすすめます。



    滝澤さん、いきなりな電話にご対等くださって、ありがとうございました。近い将来、お目にかかれる事を楽しみにしております。

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