主張しないデザインをコッソリしています。
2016.11.08 Tuesday
このベンチは、2001年にギャラリー間での展覧会「住宅-日常の詩学」のために坂本一成さんが特注家具としてデザインしたものです。
その後、2009年のTokyo Tech Front(東工大蔵前会館)、2011年の上海・同済大学での「建築的詩学-坂本一成」展、2013年の八王子市夢美術館で使用したものをリプロダクトしました。
イノウエインダストリィズは、製作工場ですが「主張しないデザイン」をコッソリしています。
それは案外と難しいのです。家具のディティールを消していく作業を積み重ねるといいますか。
イノウエインダストリィズは、(コッソリ)しているのです。
建築家やデザイナーのデザインが、より惹き立つきたつようなデザインを。
それが、東京の特注家具屋の洗練された実力だろうと思うのです。
イノウエインダストリィズ代表 後藤洋佑さんと建築家・坂本一成さん。梅ヶ丘の坂本さんの事務所にて。後藤さんは新潟出身の元ラガーマン。実はヒップホップも踊れます。
イノウエインダストリィズ・スタッフの今村さんと、実際の製作ディティールを話しあう後藤さん。高円寺にあるイノウエインダストィズの工場にて。
工場見学をさせていただいた日は、たまたま近所の中学生が職業体験に来ていました。ものづくりの現場って、ワクワクするよね!
スタッフの今村さんは、建築学科を卒業してからイノウエインダストリィズに入社。
自分で打ち合わせをし、製作図面を書き、実際の製作までやります。イノウエインダストリィズ伝統のスタイルです。