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明るい光。とろけるようなアルミの質感を目指して。

2017.12.05 Tuesday

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    菊川工業株式会社 磯部亜紗佳さん

    先程は電話にてありがとうございました。

    【明るい光。とろけるようなアルミの質感】イメージをお送ります。



    通常、私たちが【アルミ】と聞いてイメージするのは、こういうアルミサッシだったり、



    こういう アルマイト仕上かと思うのですが、



    表面研磨の仕方によって、表現がこんな風に豊かになりますよね。



    ↑emecoの名作スツール:デザインはフィリップ・スタルク



    かつて SANAAもこんな素敵なスツールをデザインしています。



    これと同等の鏡面仕上が希望です。

    ちょっと欲張りな希望としましては、

    何か、西沢事務所の皆さんが「おや?いいかも」と思える新しい仕上を提案できましたらなお嬉しいです。

    薬品処理などで、また少し違った風合いを作り出す事など、可能でしょうか。







    ステンレスの鏡面は、鈍器のような硬い印象ですが、





    アルミの鏡面は、

    ギラッとしていなくて、やわらかくて、明るくて、

    銀食器のような印象を作り出す事ができるように思います。





    とろけるようなアルミの質感の、この SOFAが50年経って、



    パリや、イスタンブルや、ベルリンや、台湾で、こんな風にくぐもってくる事を想像するだけでワクワクします。







    西沢立衛さんは、これまで世界中でアルミを使った建築を作ってきたご経験がありますが.....







    懐かしくて新鮮なアルミのSOFAを作るために、お知恵をお貸し頂けますと幸いです。よろしくお願い致します。

    菊川工業さんだったら、アルミのSOFA、どう作りますか?

    2017.09.27 Wednesday

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      昨日は、千葉県白井市まで行ってきました。

      菊川工業さんだったら、「アルミのソファをどう作るか」をおうかがいするために。





      はじめまして。お世話になります。

      菊川工業株式会社 川上十五さん、磯部亜紗佳さん、土屋雄司さん、







      西沢立衛建築設計事務所 西沢さん、東出さん、徳野さんへ

      以下2つの方法を教えていただきました。

      【A案】

      STEP1:金型不要な成型加工技術【インクリメタルフォーミング】を使って、アルミ平板を3Dに凹ませる。





      こんなふうに、自由な形ができます。

      STEP2:3Dレーザーを使って、輪郭をカット



      「プログラムを作るのは、そんなに大変じゃない。」3Dのデータをお渡ししたらOKとのことです。



      【B案】

      STEP1:レーザーを使って、アルミを平板の状態で輪郭カット







      STEP2:ローラーを使って2次元に曲げる



      *写真は参考。実際はもっと大きなローラーを使います。



      STEP3:クラフトフォーマーを使って、叩いて3D曲面を作る





      上写真の事を職人さんたちは「うす」と呼んでいるそう。

      片方は、金属か木製。片方は、ウレタンを内臓。

      だから、柔らかく叩く事ができるのですね。



      川上さん、

      昨日は、ありがとうございました。

      ご経験に裏打ちされた分かりやすいご説明に、アタマの中がスッキリしました!



      本当に、1台づつ出荷する商品にできるか。について条件設定を詰めてみたいです。



      またご連絡いたします。

      どうぞよろしくお願い致します。

      アルミを叩いて、SOFAを作る?

      2017.09.19 Tuesday

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        昨日は、有楽町駅のすぐそば「塚本素山ビル」に行ってきました。

        渋くてわたし好みのビル。



        地下には、有名なお寿司屋さん「すきやばし次郎」

        7階には、一般社団法人 日本アルミニウム協会があります。



        はじめまして。こんにちは!

        日本アルミニウム協会 大瀧光弘さん、泉正史さん、





        いつものように、いきなり本題。

        余談ばかりの私の質問攻めに、ひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。







        西沢立衛建築事務所  西沢さん、東出さん、徳野さんへ



        以下議事録+私の考えです。

        ・国内で、アルミ板を図面形状に加工出来る工場はたくさん存在する

        ・けれど、aemono projectの趣旨である「量産を目指さない」かつ「無理のない継続したビジネス」として、一緒にお仕事をしてくださる工場は、とても限られる

        ・やはり、特注でアートの製作実績が豊富な金属加工工場が妥当なのか

        ・一から手加工のみで叩いて作るのは、手間が、かかりすぎて、コストが合わないだろう

        ・私が作りたいソファは作家が作る美術・工芸品ではないのです。

        ・合理性を追求する日本の工場で働く普通の職人が、「なるほどね!これならちょうどいい塩梅。しかも、いい味してるね。」という製品。

        ・上記を、西沢事務所さんがリクエストする「きれいすぎないモノ」と合致させる事が出来るような気がしております。

        ・具体的には、製作工程としては以下が良いだろうと予想しております。

        ・,△訥度まで機械で曲げ?その後に手加工で叩き緩やかな3次曲面を作るグラインダーで研磨

        ・曲げる方法としては、下図左のようにヤゲンをあてていく方法と、右のようにロールにあてていく方法とがあります。



        ・アルミの素材については、一般的・汎用性の高い1100が良さそう。





        それと....今日はじめて知って、ビックリした事があります。

        アルミの板って、下図のような50cm程度のアルミの塊を、ひたすらローラーで押しつぶして、薄い板にするのだそうです。



        わたし、知りませんでした...



        なんだか、すごい事になっていたのですね。

        こういう設備を持っている大手が国内には5社。

        板ものは、UACJと神戸製鋼がシェアのほとんどを占めているそう。

        なので、アルミを叩いて SOFAを作った場合は、もれなく、UACJか神戸製鋼で作られた板を使う事になりそう。

        うーん、夢は広がります.....



        大瀧さん、泉さん、

        昨日は、ありがとうございました。

        日本の工場が持つ素晴らしい技術を、わたし達らしく素朴に丁寧に磨いたら、職人もデザイナーも納得する商品が出来るだろうと思っています。値段も納得感のあるものにできたら、よろこんで販売してくださる方も、みつかるはずです。

        まずは、教えていただいた墨田区と山口県の加工メーカーさんに問い合わせをしてみます。

        また道に迷う事がありましたら、ご相談させてください。

        よろしくお願い致します。