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コンセプトは後付けだって、いいのではないか。

2016.10.28 Friday

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    昨日、ミネルバの宮本茂紀さんから携帯電話にご連絡をいただきました。

    「じんさん、今、大丈夫ですか?」

    そこから始まる宮本さんのお話はいつも結構、早口。

    私も思い当たるのです、早口。

    東京の家具屋は、分業制で成り立っているから、段取りが命。

    先を見越して、方々に手配をかける必要があって、だからいきおい、勢いづく。それが宮本さんのあの早口。パワーの源なのかな。

    「13歳から住み込みだよ。うふふ。」と笑う宮本さんは、今年で67年目の家具職人。

    そんなチャーミングな宮本さんと、世界各地で活躍される建築家・西沢立衛さんがソファーを作ったら、面白いんじゃないか。

    そんな風に思いついたのです。



    10ヶ月ほど前。クリスマスの頃。



    漠然と走り出してしまった、ソファ開発。



    コンセプトは後付けだって、いいのでは?



    と、ずっと思っていました。なぜなら、家具を、建築を、必死で考えてきたお二人と、現状のものづくり産業に危機感を感じている私が、

    リラックスして真面目に話をしながら、プロセスを踏んで家具を作ったら、それは、いいものになるに決まってる。そう、思うからです。



    あまりに高額なものにならないように留意すること。

    信頼している身近な人の意見を反映する事。



    このふたつのルールを守り立つ、、、



    まだ明確なコンセプトは見つかっていません。(さすがに、ちょっと焦ってきました)





    写真は、夏に西沢事務所で撮影したもの。

    左が建築家・西沢立衛さん、所員の徳野由美子さん、東出優子さん、松井元靖さん。そして、家具職人 宮本茂紀さん。



    みんなでミネルバ・五反田製作所の工場見学へ行った時。

    真ん中にいる男性が、現在のミネルバ・五反田製作所 代表の宮本茂さん。宮本茂紀さんの息子さんが茂さん。お名前がそっくり。

    沖縄で家具を作る。東京で家具を作る。その次は。。。

    2016.10.22 Saturday

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      真喜志奈美というデザイナーがいます。

      マキシナミ。苗字がマキシさんで名前がナミさん。

      沖縄で生まれて、東京とベルリンの美術大学でデザインと彫刻を勉強して、ベルリン・ソウル・東京を中心にお仕事をしています。

      わたしは、マキシさんの作るアノニマスでストイックな家具に憧れています。

      単にシンプルなのとは違う。マキシさんならではのフォルムに対する美意識。ほんの少しの差異。

      このプロジェクトをスタートした頃に、マキシさんがご自身で開発を進めていた「沖縄の木を使って沖縄の職人さんに作ってもらう椅子」のお話を聞きました。



      「aemono projectの商品も、それがいいかな。」

      と、青山のカフェで2人、あっさり開発内容決定。



      沖縄ではこれまで家具の材料は他県から仕入れていました。



      「そこに生えている沖縄の木を使って、家具を作れないか。」



      そこまで原始的にマキシさんが考えたかはわかりませんが、



      私はそれを「地産地消のスモールビジネス」として捉え、東京の木・職人さんとも一緒に作って売ってみたい。そう、マキシさんにお願いしてみたのです。商品家具の製作・開発を沖縄の職人さんやマキシさん方だけでやるよりも、東京の職人や製材所の意見も取り入れた方が、商品としての強度も増すと思いますし。。。



      マキシさん、もちろん あっさり OK.



      沖縄では、家具職人さんが一人で製作します。彼の他のお仕事との兼ね合いもあるので、製作する台数は、ひと月 5台くらいを予定しております。

      さて、これから、東京の森のどんな人とお仕事をご一緒していくのか楽しみです。

      ワクワク。

      写真は、沖縄のオフィスで働く真喜志奈美さんと桶田千夏子さん。座っている人がマキシさんです。

      もうひとり、東京・月島で働く竹島(溝口)智子さんとの3人でLUFTというデザインチームは活動しています。バラバラだったり、一緒だったり、素敵な距離感で協働する3人です。

      普段、隠してしまっている素材を浮上させる

      2016.10.21 Friday

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        昨日はナカダイの中台澄之さん、家具デザイナーの藤森泰司さんと打ち合わせをしました。

         


        先週 AXIS GALLERYで開催していた「人づくりプロジェクト展2016 あたらしいケシキ」(株式会社 丹青社)の感想・雑談から、商品開発のアイディア出し。



        「メラミンのバッカー材っていいよね。」



        家具屋である私には見慣れた身近な素材。

        藤森泰司さんが何年も前から愛してやまず、研究を続けている素材。



        藤森泰司さんの特技は、一般的に「安っぽい」と、みなされている素材をピッカピカに磨いて、そのもの自体が持つ素直な魅力を引き出すこと。

        例えば、ラワン合板。MDF。パーティクルボード。





        バッカー材をはじめて凝視した中台澄之さん、

        「こんなの、うちにたくさん入ってくるよ」





        そこから、この素材の成分の話。埋め立て処分しなければならない産業廃棄物の話。日本の埋め立て処分場がひっ迫しており、あと20年もたないだろうという話。

        深くて難しい産業廃棄物業界の現況の一端をうかがう事が出来ました。

        それにしても藤森泰司さんと中台澄之さん。

        打ち合せ内容の密度の濃さ、迷いのなさ、リラックスした雑談をしながら、仕事内容をグイグイ決めていく力強さ。勉強になります。





        「普段、隠してしまっている素材を浮上させる」をコンセプトに開発を進めてみようと思います。



        どんなものができるのか。楽しみです。