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アルミでソファを作る試行錯誤。

2016.12.10 Saturday

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    先週、ミネルバの宮本茂紀さん・五反田製作所の泉原愛さんとミーティングをしました。西沢立衛さんデザインのソファについて。



    西沢さんとの前回のミーティングでは、アルミで作る場合・木で作る場合の可能性を探ってみます。と、お話して帰ってきました。その後、熟考したのですが、木では面白い仕事にできる気配を感じる事が出来ませんでした。



    という訳で、アルミに絞って検討を進めます。



    アルミで作るお皿のような形のソファ。



    パラボラアンテナを作る要領で金属の絞り加工で、できないものか。もしくは、お鍋を作るように、叩いて作ることはできないものか。





    私の学生のようなアイディアに、宮本さんは決してダメとは言わず、「うーん、」と言いながら方々の金物屋さんを当たってくださいました。



    本当にありがたいことです。



    宮本さんはたくさんのご経験があるので、まず無理だろう。と察しがついていたと思うのですが、「でも、ひょっとしたら、ひょっとするかも。」という、ものすごく少ない可能性を潰さずに、金物屋さんを当たってくださいました。



    それで、、、試行錯誤の結論。



    やっぱり、鋳物成形ですね。来週、北陸出張があるから富山県の鋳物屋さんを回ってきますよ。と、宮本さん。



    はっ!

    宮本さん、ごめんなさい!!

    アルミ鋳物だったら、埼玉県川口の鋳物屋・オーシャンビートルさんに相談したいです。わたし、できるだけ距離が近い人と仕事がしたいんです。



    と、打ち合わせ翌日に、おそるおそる電話に出た泉原さんにお話したら、「大丈夫ですよ〜」と優しく言っていただけて、ホッ。





    この日、おしゃべりしていたら、お二人が親子と知りました。いつも細やかな心遣いをしてくださるスタッフの方だなぁ、と思っていた泉原さんが、宮本さんの娘さんだったなんて。





    アルミのソファの脚をどうつけるのか。昔のカタログを参考資料として探してくださる宮本さん。

     

    アルミを叩く音ってどんな音だろう。

    2016.11.11 Friday

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      昨日、ミネルバ宮本茂紀さんからお電話いただきました。



      「アルミイタですけど、テイジャクで、1000カケ2000、1250カケ2500、1524カケ3005。イタアツは、8ミリか5ミリか4ミリ。」





      早口で繰り出される、暗号のような数字の羅列を元に、電話でミーティングを進めることが出来るようになりまで、私の場合、仕事をはじめて、まる4年かかりました。



      アルミの板を叩いてお皿のような形にして、ソファを作ってくださる製作工場が見つかったようです。



      東京の金物屋さんでは製作不可能と言われて心配していたのですが、どうやら 富山で作ってくださいそうな人が見つかったらしい。



      東京の戸越銀座(ミネルバ)で作った木型を富山に送る。

      富山で作られたアルミ板をミネルバから送られた木型にのせて、

      富山の職人さんが、上から トンカチたたいて 形を作る。

      こんな感じかな?



      アルミを叩いて成形する時に出るのは、どんな音かな。

      脚は、どうやって付けるかな。。。うーん、楽しみ。

       

      写真は、テキスタルの貼りぐるみで、アルミを表現できないか。と検討していた時のもの。ベリーニのキャブチェアの内部構造と同じでいけるはずですよ。と、宮本さん。

       

       

       




      このキャブをはじめ、日本に海外高級家具が入ってきた時に、日本で製作できるように、試行錯誤したのが、家具モデラー宮本さんです。





      えーっと、どんなんだったかな。。。

       

       

      コンセプトは後付けだって、いいのではないか。

      2016.10.28 Friday

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        昨日、ミネルバの宮本茂紀さんから携帯電話にご連絡をいただきました。

        「じんさん、今、大丈夫ですか?」

        そこから始まる宮本さんのお話はいつも結構、早口。

        私も思い当たるのです、早口。

        東京の家具屋は、分業制で成り立っているから、段取りが命。

        先を見越して、方々に手配をかける必要があって、だからいきおい、勢いづく。それが宮本さんのあの早口。パワーの源なのかな。

        「13歳から住み込みだよ。うふふ。」と笑う宮本さんは、今年で67年目の家具職人。

        そんなチャーミングな宮本さんと、世界各地で活躍される建築家・西沢立衛さんがソファーを作ったら、面白いんじゃないか。

        そんな風に思いついたのです。



        10ヶ月ほど前。クリスマスの頃。



        漠然と走り出してしまった、ソファ開発。



        コンセプトは後付けだって、いいのでは?



        と、ずっと思っていました。なぜなら、家具を、建築を、必死で考えてきたお二人と、現状のものづくり産業に危機感を感じている私が、

        リラックスして真面目に話をしながら、プロセスを踏んで家具を作ったら、それは、いいものになるに決まってる。そう、思うからです。



        あまりに高額なものにならないように留意すること。

        信頼している身近な人の意見を反映する事。



        このふたつのルールを守り立つ、、、



        まだ明確なコンセプトは見つかっていません。(さすがに、ちょっと焦ってきました)





        写真は、夏に西沢事務所で撮影したもの。

        左が建築家・西沢立衛さん、所員の徳野由美子さん、東出優子さん、松井元靖さん。そして、家具職人 宮本茂紀さん。



        みんなでミネルバ・五反田製作所の工場見学へ行った時。

        真ん中にいる男性が、現在のミネルバ・五反田製作所 代表の宮本茂さん。宮本茂紀さんの息子さんが茂さん。お名前がそっくり。