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<< July 2020 >>

産廃から作られたテーブルOVERRIDE、お客さまからご使用中のお写真が届きました!

2020.06.22 Monday

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    こんにちは。aemono projectの神 梓です。

     

    テーブルOVERRIDEをご購入くださいましたお客さまから、ご使用中のお写真とメッセージが届きました!

     

     

    1枚目の画像は、自分の中の理想の形として撮ってみたのですが、

    実際の所は2枚目の画像のようにごちゃごちゃした感じで

    落ち着いております。

     

    今回、OVERRIDEに合わせていくつか備品を揃えたりしたのですが、

    OVERRIDEは力強い存在感の割に主張し過ぎず、使い手によってきっと様々な形に

    収まるのだろうと感じました。その分色々考え過ぎてしまい備品の選定には時間がかかりましたが、

    とても楽しみながら揃えることができました。

     

    製作された関係者の方々にも宜しくお伝えいただければと思います。

     

    宜しくお願いいたします。

     

     

    .......ほんとうに嬉しいメッセージ。ありがたいなぁ。

     

     

    そもそもは...

     

    2016年。産廃を素材に生産背景を伝える家具を作りたい!と、デザイナーの藤森泰司さんにお話したところ、

    「パーティクルボードやメラミンのバッカーって、産廃工場にあるのでは?」と。

     

    「こういうの、うちの工場でよく見かけますよ。」

    と、株式会社ナカダイの中台澄之さんがお応えくださった事がきっかけです。

     

     

     

    それから株式会社ナカダイさんに集まる産廃をテーブルの素材とするため丁寧に分別、株式会社モノファクトリーさんが保管。

     

     

     

    藤森泰司アトリエさんは「産廃を使っている」というコンセプトが主張するのではなく

    家具の生産背景として、産廃や工場の事が伝わるようにと、

     

    主張しすぎず、でも力強く魅力あるものにしようと、

    バッカーの貼り方、脚の納まり、(エトセトラ...エトセトラ.....)検証を重ねてくださいました。

     

     

    なんでもなくて美しいものを作るためには、この作業が欠かせません。

     

     

    その思いを図面から受け取った株式会社アリギスさんも金物脚の精度をあげるべく奮闘してくだいました。

     

     

    金物脚の表面仕上は、日本パーカライジング株式会社さんが担当。

    普段は、大量生産の製品パーツや建築部材の表面処理加工をしているのですが、

    OVERRIDEが小ロットでも生産を続られる方法を一緒に考えてくださいました。

     

     

     

     

     

    天板の製作と磨き塗装、最終アッセンブルは、有限会社ハルナ工芸さん。

     

    すごいなぁ、よかったなぁ。

     

    粉砕処理される直前の産業廃棄物が、

    デザイナーの想像力と職人の技によって、力強く魅力的な家具となり、

    お客さまの日常で使っていただけるなんて、本当に.....!

    すごいなぁ。

     

    皆さま、改めてましてありがとうございます。

    ご報告でした。

     

     

    産業廃棄物の美しい断面。テーブルOVERRIDEを通して。

    2020.06.08 Monday

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      大変ご無沙汰しております。aemono 神 梓です。

      新型コロナ対応のため、もっぱら自宅で製作進行管理ばかりしておりましたが...

      久々のご報告です!

       

      群馬県に集まる産業廃棄物を使ってつくる、テーブルOVERRIDEの検品に行ってきました。

       

      今回は、東京 麻布にあるdesignshopさんからのご注文です。

      designshopさんは、シンプルライフ,クオリティライフにふさわしい、けして派手ではないけれど、永く使える、
      そして流行に左右されない、優れた商品を扱っているお店です。

       

       

      やっぱり美しい。産業廃棄物の断面。

      切りっぱなしの木口を、ほんの少しだけ面取りし、丁寧にヤスリがけし、オイルで研磨。

       

       

      藤森泰司アトリエがデザインしたこのテーブルOVERRIDEを作っているのは、有限会社ハルナ工芸。

       

       

      なんてことないように見える仕上こそ、ごまかしが効かない。

      職人の仕事に対する誠意があらわれています。

       

       

      有限会社ハルナ工芸は、塗装職人と家具の木工職人がジョイントしている工場。

      だから塗装や研磨に対して細かなリクエストにも対応してくださり、頼りになる存在。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      脚の生産は、株式会社アリギス。

      表面処理は、日本パーカライジング株式会社。

       

      群馬のご近所さん工場による連携プレーで、このテーブルは出来ています。

       

       

      産業廃棄物処理工場 株式会社ナカダイに集まった廃棄物を丁寧に分別し、

       

       

      株式会社モノファクトリーが素材として再利用できるものだけを保管管理しています。

       

       

      すこしでもお客さまにお待たせする時間を短かくするために、

      今回から、生産体制を少し見直しました。

       

      産業廃棄物のパーティクルボードとメラミンバッカー、脚の在庫保管は、有限会社ハルナ工芸が担当してくださる事に。

       

       

      脚は、金物製作や表面仕上にかかるコストを抑えるため、1回に6台まとめて生産しています。

       

      ....という訳で、通常納期は2ヶ月程かかるOVERRIDEですが、

      今は、脚の在庫が5脚分(1400Wが2脚。1600Wが3脚。)ありますので

      短納期でのお届けも可能です。

       

      ぜひ、ご用命くださいませ!

       

      ご報告でした。

       

       

       

       

       

       

       

      茅葺が「なりたがっている形」をみつけたい。

      2020.03.21 Saturday

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        こんにちは。aemono の 神 梓です。

         

         

        一昨日は、茅葺ソファの打ち合わせのために、西沢立衛建築設計事務所の皆さんがいらしてくださいました。

         

        まずは、重さの確認。......重い!!(約80キロあります)

         

         

        作りはいったい、どうなっているのか?

         

         

        針金を使って、茅を下地の合板に固定している、その厚み。

         

         

         

         

        基壇を外したら、どんな風になるのか....

         

         

        以下、西沢立衛さんのコメント

         

        ・線材が放射で立体になっているのが面白い

        ・柴犬のように、刈り込んで形が作られるって面白い

        ・生命的な面白さ

         

        ・茅の理にかなった作り方を、まずは、僕たちが理解したい

         

        ・合板の下地や基壇にのせる、という作り方ではなく、

        ・ルイスカーンは「レンガはアーチになるたがっている」と書いていたが

        ・「茅葺」は....?

        ・ウソをつかない透明性のある作り

        ・茅葺そのものがストラクチャーになっているものがいい

        ・昔からある作りとそんなに変わらないような作りがいいのかな?

        ・ウニのような...?

         

         

        ・ストラクチャーが崩れなくて、茅が抜けない固定方法

        ・寿命を延ばすには…?納品してすぐにボロボロにならない方法

         

         

        議題を茅葺職人、沖元太一さんに伝えたところ、以下の回答をいただきました。

         

        西沢さんから、面白いと言ってもらえたことは、とても嬉しいです(^^)。

        茅の理にかなった作り方と言うのは、今の作り方になると思います。

        強引なことはしないで、茅の部位の特性を見ながら、また長さを変えながら、それぞれを織り交ぜて、積み重ねて、あのような形が作られています。

        最後はどうしても押さえることが出来ないので、木工用ボンドを使っていますが。

         

        昔からある作り方と言うのは、竹や木の屋根下地(骨組み)があって、表面には見えないけど、それと茅を押えるもので、茅を挟み込んで積み重ねるのが、茅葺きです。

        このソファも同じ構造です。

        海外でも茅葺きの構造は変わらないので、竪穴式住居の時代から、おそらく根本的な葺き方は、変わっていないと思います。

        今回は、大きさと形の都合から、下地は合板になっています。

        「茅葺き」と言うとやはり「葺く」と言うことになります。

        「茅」と言うことであれば、束ねるとか、接着剤でくっつけるとか、方法はあると思います。

         

         

        例えば、ある程度の太さに束ねると、自立しますし、それを刈りこめば、丸くしたり出来ますが、目新しさはなく、強度や座り心地、どの様になるのか、分かりません。

        ただ、茅葺そのものがストラクチャーになっているものを作りたいと言うのは、可能性を求めていきたいと思います。

        そして、葺くことにこだわってみたいと思います。針金などは使うと思いますが、金物はリサイクル出来るので(^^)

         

        茅葺きの本質は、自然素材であることと、自然に還ることです。

        使われた後、素直に還って貰えるように作ります。

         

         

        〜ストラクチャーが崩れなくて、茅が抜けない固定方法〜

        茅が抜けないようにするには、ボンドで固定するしかないです。

        本来、茅葺屋根自体は、同じ構造なので、引っ張れば抜けます。

        茅葺屋根は、抜けるから補修が出来るとも言えるのですが。

         

         

        〜寿命を延ばすには…納品してすぐにボロボロにならない方法〜

        ぼろぼろになるのは、葉の部分と殻のような部分なので、軸の部分は、すぐにはぼろぼろにならないと思います。

        直すこと前提のものでは、ダメなのでしょうか…。

        自然の素材だから、ムラもあるし、今はみんな使い捨てだけど、手を掛けながら付き合って貰う、家具。

         

         

         

         

        う〜ん、確かに。

        自分たちで補修できるように、メンテナンス用の茅もひと束から買いやすいようにしておいたら、いいのかも。

        10年に1回なのか5年に1回なのか、わからないけれど、本格的に修理をする時には、茅葺職人がソファを使われて

        いるところに伺ったら良いのでは...?庭師に、庭の木の手入れを頼むように。

         

        抜け毛が多くて、手のかかるペットをかわいがるように、こういう家具をかわいがってくださる人もいるのではないかなぁ。

         

         

        .........

        作りの工夫を考えているうちに、発作的に家で使っているタワシを解体してしまいました。

         

         

        新しいの、買いにいかなきゃ....

         

         

        ご報告でした。